ここからは、職人の一日を紹介します。



〜〜現場補修職人の一日〜〜　　その１　電車移動　職人編

基本直行直帰。前日夜に現場手配をもらい、乗換検索をして準備します。朝はどこへ行くにもだいたい7時すぎ出発ですね。
補修材料（充填材パテ・ワックス・スプレー缶など）の詰まったリュック（６〜９ｋｇはある）を背負い現場へ〜

監督さん、警備員さん、職方さんに挨拶して現場に入ります。

今日の補修は一般補修。キズ指摘箇所の付箋を探し、内容を確認して作業に取り掛かります。付箋の数は２０〜６０か所、もっと多いときもあります。二人以上で入ることもあります。
　　　　　　

施工前　　　　→　　　施工後

この作業は9０分くらいかかりそうです		下地処理してパテで平らに成形しました		色合わせして木目を描いて仕上げます

お昼

お昼は現場近くのコンビニかお店へ行きます。天気のいい日は公園でランチです♪しかし、雨の日は軒先で食べることもあります・・。　　トイレは引渡し前のため仮設トイレが撤去されていることが多いため、コンビニやお店のトイレをお借りします。

夕方5時終了目指して段取りしながら午後はひたすら補修です。終わらなければ残業もあります。現場はクーラーがないので窓を開け風通しを良くしてしのぎます。汗を沢山かきますが健康的ではあります。

進捗状況・終了報告を済ませ帰宅の途へ。だいたい8時過ぎには帰宅します。作業報告書を作成し会社へ送信して一日の仕事が終わります。そして明日の手配を待ちます。明日はどこかな〜。





〜〜現場補修職人の一日〜〜　　その２　　塗装車移動　職人編


補修の中には塗装（吹付け）でなければ仕上げられないものもあります。

例えば・・・　　カウンター色変え

床はチェリー系なのにカウンターはメイプル系		裏側も塗装します		一度剥離してから吹き付けて仕上げました。

簡単に色が変えられるように見えますが、沢山の工程と時間がかかります。まず入居されているので溶剤の臭いと埃対策でキッチンを天井から間仕切り、ビニール養生材ですべて覆います。それから塗膜を剥離してサンダー掛け、下地処理をして塗装に入ります。養生をはがして掃除、片付け。お客様に確認していただきます。朝から入って５時まで目いっぱいかかります。



例えば・・・　　外　ひさし天板　ヘコミ

地上からは３ｍ近くあります		足場から身を乗り出しての作業です		作業しづらく大変でしたがキレイに仕上がりました

隣の家との隙間も狭いため荷物の搬入や養生するのも普通にはできません。安全を確保しつつ慎重に作業を進めていきます。養生、パテ処理、成形、色合わせ、塗装という工程をふみます。なかなか簡単には直りません。

監督さんに確認していただき終了報告。そして帰社。塗装材料の補充、ゴミ捨て、整理整頓をします。作業報告書を提出します。明日の手配をもらい帰宅。だいたい８時から９時になります。

こんな風に毎日一日区切りの現場の連続です。おかげで整理整頓のくせが嫌でも身に付きます。






〜〜現場補修職人の一日〜〜　　　その３　　　工場作業・配送編


今日は会社で工場作業に入ります。道具鞄を背負い９時前には出社し掃除します。

９時から朝礼。一日の打合わせをします。

工場では家具修理をしています。家具といってもテーブルやイスだけではなくいろいろな修理依頼品があります。状態を見て施工判断をします。補修職人は修理後のタッチアップや割れのパテ処理など細かい仕上げ作業を行います。


また、納品や引き取りへ営業の方と行くこともあります。配送や運転も業務なので進んで引き受けます。そして大切な家具を運ぶ時にはとても神経を使います。周りを確認しながら慎重に納品します。
納品後、お客様に喜んでいただけるととてもうれしいです。


工場の一部を紹介します。

天板下地処理		補修作業		打ち合わせ中		施工中の椅子

作業は工場チーフに相談、打ち合わせしながら進めていきます。作業するときに大切なことは声掛けと気遣いです。仕上がりはチーフに確認してもらい仕上げます。そして６時終礼。掃除、片付け、作業進行書を作成します。状況によっては残業もあります。


事務所で補修材料の出庫をします。現場に出ているため材料が底を尽きる前に出庫のためにに帰社することもあります。さて、明日はどこかなぁ。